プロテーゼ挿入(鼻スジを高く)
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目と目の間(眉間~鼻根)と鼻スジ(鼻背)を高くしたいとの主訴で来院された方です。鼻スジが低いことを気にしておりましたが、実際に診察で確認したところ、本人の主訴通り鼻スジが一般的な高さよりも低い状態にありました。鼻には様々な俗称がありますが(有名なところでは「だんご鼻」「ぶた鼻」「にんにく鼻」など)、今回の方のように鼻スジが低くて全体的に高さがない鼻の状態を、医学的には「鞍鼻(あんび)」と言います。その他「ぺちゃ鼻」「のっぺり鼻」等と言われることもあるようです。
鼻スジを高くする方法としては ①シリコンプロテーゼ挿入(手術) ②自家組織移植(手術)③ヒアルロン酸注入 が主な施術となりますが、今回の方は「できるだけ高さ・細さを出して〝彫り”を深く見せたい」「定期的なメンテナンスの必要がない方法で施術を受けたい」というご希望でしたので、プロテーゼ挿入によって鼻スジに高さを出すこととしました。
鼻を高くするというとヒアルロン酸注入による隆鼻術も人気ですが、ヒアルロン酸は固形物ではないため鼻スジに注入すると少なからず横に広がってしまうのと、粘度が高いとはいえ「液状」であることには変わらないため、どうしても「出せる高さ」にも限界が生じます。そのため今回のように「しっかりと細さ&高さを出したい」「掘りの深い顔立ちにしたい」という際には、やはり固形物であり半永久的な効果が持続する、シリコンプロテーゼが最もお勧めの術法となります。
ご本人が気にしていた「プロテーゼが浮き出ることはないか」「プロテーゼを入れていることが周囲にバレないか」という点については、事前にプロテーゼを加工して鼻の形に合わせた状態にしてから挿入することで最大限回避することが可能です。
なおプロテーゼの加工については、鼻スジの長さやプロフィールのカーブ、鼻骨の出っ張りなどを事前に丁寧に確認した上で、手術用のメスとハサミで削って大きさと形をキレイに整えて挿入します。当院の場合、プロテーゼ加工に20~30分程度の時間をかけて、かなり細部までディテールを作り込んでから挿入をしています。
プロテーゼの加工についてはクリニックによって考え方なども様々ですので、中には5分程度の簡単な加工を施すのみで鼻に挿入するところもあるようですが(=この方法だと、プロテーゼ挿入の施術全体にかかる時間も20分程度とかなり短くなります)、私としては、できるだけご希望やイメージされている状態に近づけて差し上げたいという気持ちもありますので、(恐らくドクターの中でもかなり長いほうで、効率は決して良くないのかもしれませんが苦笑)20~30分程度の時間をかけて加工をしています。
上のようなプロテーゼ加工を行っているため、当院の場合、プロテーゼ挿入全体にかかる時間(加工+皮膚切開+挿入/麻酔を効かせる時間が別途かかります)は40分程度となることが多いです。
術後は3週間経過した際の様子です。プロテーゼはI型のものを使用しており、挿入前に大きさ、形などを整えた上で施術を行っています。
鼻スジがしっかり通ったのとあわせて、ご本人が気にしていた目と目の間にも高さが出て顔全体にメリハリが生まれているのではないかと思います。また術前よりも顔がシャープな小顔になったように見える他、なんとなく知的な印象も醸し出しているのではないでしょうか。プロテーゼ挿入術は、鼻スジを高くするだけではなく副次的に小顔効果も得られる点が特徴です。(この点は、次の項目でもう少しだけ詳しく解説します)
鼻スジを斜めから見た変化です。眉間から鼻先にかけて、段差やデコボコもなくキレイなラインで鼻スジが通っているのが分かります。また、上の写真では目元を隠しているため少し分かりにくいかとは思いますが、目と目の間(鼻根部)に高さ・細さが生まれたことで、術前よりも目元が中心部に寄ったような印象に代わり、斜めから見た顔にも顔のメリハリが増しています。
今回の方は、比較的しっかりと鼻スジに高さを出したいとのご希望だったので、目と目の間の高さが額の高さとほぼ同じくらいになるように調整しています。かなり高めの設定となりますが、I型プロテーゼを丁寧に削って形を整えることで、鼻スジに段差なども生じることなく滑らかなラインになりました。
鼻プロテーゼは切開を伴う施術ではあるものの、皮下組織や軟骨にアプローチすることなく固形物(プロテーゼ)を挿入することで鼻に変化を出すというシンプルな施術ですが、この施術でイメージに近い仕上がりにするためにポイントの一つとして、事前に一人ひとりの鼻の形・長さ・形状にあわせて丁寧且つ緻密にプロテーゼを削って調整をすることが挙げられるでしょう。プロテーゼの調整が5分程度で終了するところもあるようですが、当院では20分程度の時間をかけて、じっくりと緻密に鼻の形・長さに合うように調整を行っています。

当院の鼻整形では、手術中に患者様ご自身で仕上がりを確認していただくプロセスを毎回行っております。仮止めの状態で一度患者様に起き上がっていただき、手鏡で仕上がりの高さ・形状を確認していただくことで、手術が終わった後に「イメージと違う」といった失敗・トラブルを最大限防ぐことが可能です。もしこのタイミングで気になる点があった際には、即座にその場で私が手技を追加して、イメージに近い仕上がりに調整しています。
クリニックによっては術中・術直後は腫れ・浮腫みがかなり生じることもあるようですが、当院では30年以上に渡って外科手術を行ってきている院長の小松自身が全ての施術を行っていることもあり、術中・術直後であってもほとんど腫れがない状態で手術を行っています。(腫れや浮腫みの原因は、術中に使用する麻酔の量や手術時間の長さ、出血量に比例します)「術中の仕上がり確認」は、出来るだけ失敗や後悔を防ぎたいという方にとって大変有効なプロセスです。
今回の方のビフォーアフター写真では、鼻筋が細くシャープになったことと加えて顔全体が以前よりもシャープな小顔になったように感じられた方もおられるのではないでしょうか。
このような小顔効果は、目元の整形(目尻切開など)や口元の整形(人中短縮など)など他の部位でも同様に得られますが(人中短縮術などは実際に当院でも小顔治療として大変人気です)、「鼻スジを高くする」プロテーゼ挿入術は、特に小顔効果を実感しやすいという特徴があります。鼻は顔の中でも真ん中の目立つ箇所にあるため多少の変化でも顔全体に与える印象が大きいこと、また横方向に変化を出すのではなく「縦方向(=高さ)」に変化を出す施術となるため、パーツ(鼻スジ)が細くなるだけではなく、高さが追加されることによるメリハリ(陰影が出るなど)もプラスになるという利点も挙げられます。
「プロテーゼが鼻先などの皮膚から浮き出てくるのでは?」
「プロテーゼを入れているのが周囲にバレるのでは?」
といった不安の声をいただくことがしばしばあります。
このような症状は確かにプロテーゼ挿入におけるよくある失敗例で、患者様がこの施術に対して後悔する最大の要因であると言ってもよいくらいですが(と言っても、当院でこのような結果になるケースは限りなくゼロです)、これは術者が施術の際にほんの少し気を付けるだけで、ほぼ確実に防ぐことが可能です。ポイントは事前のプロテーゼ加工と、挿入時のプロテーゼの位置(深さ)の2点となりますが、これは「コツ」「医師の技術力」というほど難しいものではなく、医師が患者様お一人ひとりに対して施術の時間を充分に確保し、さらに手技についても丁寧に対応をするということで、問題なくクリアになるお話です。
以下のダウンタイムはあくまで一般的なものです。患者様の体質や麻酔量などによって個人差があるため、あくまで参考としてご覧ください。
腫れや赤み、内出血などのダウンタイムの長さには体質などで個人差がありますが、ダウンタイムが長くなりやすい行為を避けることで、できるだけ早く通常通りの生活に戻すことが可能です。術後は以下の点に気を付けるようにしましょう。
腫れ、内出血、感染、皮膚面の傷跡、左右非対称、血腫など
以下のような症状が出た際には、速やかにクリニックに連絡をするようにしてください。

シリコンでできたプロテーゼという素材を使用して、鼻スジに高さを出す隆鼻術です。プロテーゼは体内に吸収されることがない素材(医療用の人工軟骨)のため、一度挿入をすればその効果は半永久的に持続する点が特徴です。注入物による隆鼻術と比較して、鼻スジにしっかりと高さを出せるため、細くスッとした鼻スジを形成することが可能です。もし挿入後に「高さを変えたい」「元の鼻に戻したい」といったことがあれば、プロテーゼを抜去することで元の状態に戻すことも可能ですし、デザインを変えて再度挿入することも可能です。
| 所要時間 | 40分 |
|---|---|
| 施術の痛み | 局所麻酔時のわずかな痛み |
| テープ・ギプス固定 | テープ固定あり(3~7日間) |
| 通院 | 1~2回 |
| 麻酔 | 局所麻酔(注射) |
| 持続性 | 半永久 |
術後2、3日目が痛み・腫れのピークとなり、その後は1~2週間程度で次第に落ち着いていきます。
内出血が生じた際は2~3週間程度で次第に薄くなっていきます。
時間の経過と共に、赤みのある状態から次第に白い線状のものに変化していきますが、完全に目立たなくなるのは3~6か月程度のことが多いです。赤みが気になる際にはファンデーションなどで十分にカバーすることもできます。
鼻整形後は、鼻づまり感や違和感、鼻呼吸がしにくいなどの症状が一時的に生じることがあります。いずれも数日~1週間程度で次第に改善します。
当院では、鼻プロテーゼの術後は5日間のテープ固定を推奨しています。鼻整形後の固定は、①腫れが生じるのを抑える ②組織の癒着を早める ③外傷などから患部を守る、などの目的があります。イメージに近い鼻のラインにするためにも手術と同じくらい重要なプロセスとなりますので、できるだけ固定を行うようにしてください。※テープやギプスは大きめのマスクをすれば大部分を隠すことができます。
術後に腫れ、内出血、傷跡、知覚麻痺、ケロイド、肥厚性瘢痕、左右非対称などが生じることがあります。ごくまれに感染、組織壊死などの合併症が生じることがあります。
シャワー当日から、洗顔・洗髪は翌日から可能です。
メイクは施術部位以外は当日から可能ですが、施術部位は抜糸後から可能となります。
アルコールや辛い物などは血流がよくなるためダウンタイムが長期化する可能性があります。同様に激しい運動やサウナ、長時間の入浴などもダウンタイムを長引かせる要因となるため、術後数週間程度はこれらの行為は控える方がよいでしょう。
| 鼻プロテーゼ挿入 | 220,000円 | |
|---|---|---|
| プロテーゼ抜去 | 当院 | 110,000円 |
| 他院 | 110,000円 |
Doctor
院長・監修者情報
みずほクリニック 院長 小松磨史(こまつ きよし) 美容外科・美容皮膚科 みずほクリニック院長
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。免許・資格:日本専門医機構認定 形成外科専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士